愛隣幼稚園

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『愛隣だより・8月の巻頭言』

梅雨の雨雲を見上げながら過ごした日々でしたが、晴れた日には泥んこ遊びやプール遊びが一層楽しい7月でした。1学期が終了しますが、みんなたどたどしかった新しい生活にも慣れ、今では大好きなお友だちや遊びを見つけ、先生に何でも語り、安心して過ごせるようになりました。緊張と不安の中で送り出された保護者の皆様も多かったことでしょう。温かく見守っていただいたことを感謝します。

今月の主題は「平和への願い」です。「平和」とは、辞書によると「戦いや争いが無く、穏やかな状態」とあります。それならば、子どもたちの毎日は決して平和な日々ではありません。それどころか順番、道具の貸し借り、グループ分けや役割分担・・と、何をするにも大小様々な争いごとがつきものです。でもその中で他者の思いに気づくことや関わり方を学んで成長していくのですから、子どもたちの争いは決して無駄な争いではありません。大切な学びの機会でもあるのです。では、争いの真っただなかにあるこの子どもたちと私たちは何を考えればいいのでしょうか。今月の月の願いの中に、「家族や保育者とのゆったりとした時間を過ごす」とあります。まさにこのことを大切にしたいと思います。子どもたちにたっぷり愛情を注いでとことん関わってほしいのです。そのことが子どもたちの「人を愛する」心を育むからです。愛された経験が無ければ愛することを学べません。愛されていることで自分を愛し、他者を愛することができるようになります。そのことが平和への願いに他ならないように思います。以前、愛するとは、関わり続けることであると聞きました。自分と合わないものと関わり続けるには忍耐や努力が必要です。でも、自分と合わないもの、違うものを排除して生きるのでは平和を創りだすことはできません。自分とは違うものを理解し、共に生きることができるなら必要の無い争いは無くなるでしょう。子どもたちが安心して生活できる未来を創れるように今、子どもたちとどのような日々を送るのかが問われているような気がします。

元気に夏休みをお過ごしください。

(川畑)