愛隣幼稚園

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『愛隣だより・1月の巻頭言』

 2015年の元旦は雪の舞う朝となりました。真っ白い雪景色にきっと子どもたちは目を輝かせてこの朝を迎えたことだろうと想像し、いつも以上に新しい年の始まりを嬉しく感じたものです。この一年も子どもたちの健やかな成長を祈りつつ歩みたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 三学期最初の主題は「気づきあう」です。現代、少子化が懸念される中で子どもたちの姿に多くの弱点を指摘されます。その一つに子どもが大切にされすぎるための“打たれ弱さ”があります。否定されることに弱く、一人で行動することや自分に責任をもつことができない・・と。果たしてそうでしょうか。大切にされすぎるというより、成長と共に、点数や結果でしか評価されない環境に置かれることでそんな姿になるのだと感じます。幼児期の子どもたちは実に自由です。自分の興味の向くままに遊び行動します。仲間と一緒の楽しさを知ることで友だちと遊ぶようになりますが初めは一人遊びからです。また集団生活の仕方を知ることできちんと切り替え、周囲の状況に応じた行動をしますが、時間の縛りが無ければいつまでもやりたいことに没頭するでしょう。その中でたくさんのことに出会い、気づくことを自分の引き出しにストックしながら成長します。主題の「気づきあう」には一方的に気づくことだけでなく、他者から認められ気づいてもらうことも求められます。そのためには自分自身を表さなければなりません。大切にされすぎると言われてもいいのです。幼児期に子どもたちが自分の存在を大切なものとして、他者に表せる自己を感じてほしいと思います。そのことを通して自分とは違う他者をも同じように大切な存在として気づいてほしいと願います。そして私たち大人も先回りして子どもに色づけをするのではなく、子ども自身が感じるまま、白紙の心に描いていく歩みを“それでいいんだよ”と支えてあげられるような見守りをしたいものです。

(川畑)