愛隣幼稚園

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愛隣だより☆12月巻頭言☆

街にはジングルベルが流れ、クリスマスムードに包まれています。ジョン・ピアポントという人をご存じでしょうか。ある人は彼について、「ジョン・ピアポントは人生に失敗して死んだ。1866年に、それまで心をすり減らしてきた長い挫折の歴史をあとに残し、人生の幕を閉じた」と記しています。

彼は、エール大学を卒業して教師になりましたが、生徒に優しすぎたため失敗しました。そこで弁護士の勉強をしたのですが、依頼人に対して気前が良すぎて失敗し、次に織物商になりますが、実業界としても失敗しました。さらに詩集を出版しましたがあまり売れず、詩人としても失敗でした。そこで神学校に入り、牧師になりますが、奴隷制度に反対したため辞任させられました。その後、州知事や議員にも立候補しますが、選挙に敗れ、政治家としても失敗しました。南北戦争では義勇軍の従軍牧師に志願しますが、76歳の身では到底無理でした。「ジョン・ピアポントは失敗して死んだ。やろうとしたことは、何一つ実現しなかった」と彼について紹介しているわけです。

確かに、彼の人生は失敗であったように思えます。けれども、私たちがこの季節よく耳にする「ジングルベル」の作者が、このジョン・ピアポントだったのです。讃美歌ではありませんが、このメロディーを聞くと、何となく嬉しく幸せな気持ちになりますね。人々に喜びを与えることは何とすばらしいことでしょう。喜びこそが人生を生き抜く力です。この曲は世界中の人々に長年親しまれているわけですから、彼から私たちへの最高のクリスマスプレゼントの一つです。ですから、私には彼の人生は決して失敗ではなく、成功であったと思えるのです。

暗さに満ちた現実、失敗だらけの私たちの人生の歩みに一筋の光があてられ、喜びに満たされて新しい歩みをはじめていく、そのようなクリスマスを共に迎えたいものです。(園長)