愛隣幼稚園

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愛隣だより☆3月巻頭言☆

大分教会では日曜日の礼拝でヨハネ福音書を学んでいます。「真理がわれらを自由にする」という言葉をご存じでしょうか。これは国会議事堂の隣にある国立国会図書館の建物に刻まれている言葉です。1920年代、ドイツで哲学を学び、戦後、参議院議員となった羽仁五郎(義母は婦人之友や自由学園創始者の羽仁もと子)の立案と言われています。国立国会図書館法の第一条の前文は「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される」となっています。また、「真理がわれらを自由にする」という言葉が同図書館に刻まれる際に、彼は次のように言ったそうです。「この言葉が、将来ながくわが国立国会図書館の正面に銘記され、無知によって日本国民が奴隷とされた時代を永久に批判するであろうことを、ぼくは希望する」。かつての日本国民は情報がなく無知であったが故に奴隷であった、だからあの戦争という過ちを犯してしまったというのです。彼がクリスチャンであったかどうかわかりませんが、聖書の言葉に影響を受けた人物であったことは間違いありません。

ただ、彼が引用したヨハネ福音書8章32節のイエスの言葉はこうです。「わたしの言葉にとどまるならば・・・真理を知り、真理はあなたたちを自由にする」(「われらを」ではなく「あなたたちを」に注意)。真理とは何でしょうか。一般的な真理は科学的・哲学的な学びから得られるものでしょう。けれども聖書は、イエス・キリストが真理そのものであり、彼は真理を伝えるために世に来た。そのイエスにとどまる、つながっていることが大事なのだと語ります。聖書が語る真理とは、一言で言えば、神が私たちを愛してくださっているということです。♪「聖書は言う、イエスさまは愛されます、このわたしを」(讃美歌)。卒園・進級のシーズンです。巣立っていく子どもたちが、変わることのない神の愛に希望を持ち、聖書の言葉に押し出されて歩み続けてほしいと願います。(園長)