愛隣幼稚園

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愛隣だより☆6月巻頭言☆

連日、我が母校である関西学院大学(以下、関学)と、日本大学(以下、日大)のアメリカンフットボールの試合で起きた悪質タックル事件が報道されています。日大は昨年久しぶりに学生日本一になったからでしょうか。その地位を守るために、指導者が学生である選手に指示して相手に怪我を負わせたとするならば残念でなりません。教育現場での出来事なのですから。加えて、日大の対応のまずさが問題を拡大化させています。先日、東京出張の際、ちょうど日大前を通り、多くの学生を目にしましたが、どんな思いでこの学校に通っているのだろうかと思わされました。世の多くの人が日大に対する不信感を抱いているのですから。日大監督が会見後、直ちに日大病院に入院したのも政治の世界を見ているようでした。悪質タックルをした学生が、償いの一歩を踏み出すために顔を公にして会見に臨んだのに対し、学校側は経営のトップがなかなか姿を表さず、学生に罪を押しつけて、自らと組織の保身に努めている様子に、学校の、あるいは権力を持つ者の体質を問わずにはいられません。大人たちは子どもを守らない、そんなことを感じさせる事件であったように思います。

関学はキリスト教主義学校です。創立者ランバスは大分教会が創立された130年前の翌1889年に同教会を訪れ、祈っている時に聖霊を強く与えられる体験をしましたが、同年に関学を創立しています。愛隣幼稚園も1909年にランバスと同じアメリカ南メソヂストの女性宣教師たちによって創立されました。関学の建学の精神“Mastery for Service ” は「奉仕のための練達」と訳され、隣人・社会・世界に仕えるため自らを鍛える、これがモットーです。他者を大事にすることを主眼としているのがキリスト教主義学校です。関学アメフト部は、試合直前に宗教主事(牧師)がフィールド内で選手と一緒に短い祈りを捧げるそうです。その祈りは単なる勝利祈願ではなく、相手への敬意が込められていることでしょう。(園長)