愛隣だより☆2023年6月巻頭言☆
2023年7月18日 投稿者:愛隣幼稚園
「全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。喜び祝い、主に仕え、喜び歌って御前に進み出よ。知れ、主こそ神であると。主はわたしたちを造られた。わたしたちは主のもの、その民、主に養われる羊の群れ。・・・」。愛隣幼稚園の運営母体である大分教会では毎週日曜日、今月の聖句が含まれるこの聖書の言葉を司式者が声高らかに朗読し、礼拝が始まります。イスラエルの民が、創造主である神への賛美と感謝をささげた信仰の歌です。
ある日、園庭の草刈りをしていると、職員が近づいて来て、「シロツメクサは全部刈らないで少し残しておいてください。うさぎの好物ですから」と一言。私たち大人は単純に綺麗にしなければと思いがちですが、必ずしもそうではなく、草がある程度残っていることが大切なのです。なぜなら、草花を摘んで、花輪の冠やブレスレットづくりなど、あそびに発展していくからです。また、草場には必ず小さな生き物が生息しています。子どもたちは目を凝らして、茂みに隠れているバッタなど、小さな虫を捕まえようと駆け回ります。月主題に「見つける」とあるように、いのちを発見しているのです。草花や虫と同じように、自分も神さまから造られた、主のものであることを知る体験となります。
そのように造られた人間が、創造主なる神の意に反して、的外れの生き方をしてしまう、これが聖書で言う「罪」です。しかし、神さまはそのような私たち人間を一掃するのではなく、救い出し、「主に養われる羊の群れ」として導くために、イエス様を与えてくださいました。この福音が日曜日毎に大分教会で語られ、神を賛美する礼拝が守られています。教会学校もありますので、ぜひお子さんと一緒にどうぞ。今月は花の日などの行事もあります。神さまが私たちを愛する存在としてつくられ養ってくださっていることを、共に喜び合いたいと思います。(園長)