愛隣だより☆2025年8月巻頭言☆
2025年8月4日 投稿者:愛隣幼稚園
新しい出会いと緊張の中でスタートした一学期でしたが、今では幼稚園がすっかり自分たちの生活の場所になっていることを嬉しく思います。短い中にも多くの行事があり、ひとつ終えるごとに幼稚園の楽しさを知り、特に年長さんは与えられた責任を果たすたびにたくましくなりました。たくさんの成長が与えられた一学期だったことを心から感謝します。
今月の主題は「祈りあう」です。8月は平和を意識して過ごす時でもあるからでしょう。尊い命が簡単に奪われてしまう戦いが一刻も早く止むことを願って祈りましょう。幼稚園の母体である大分教会ではロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、ウクライナの支援をしています。物資を送っても届かない可能性があるため、別府市に避難している方々への支援募金をしています。先日、避難者の受入れをしているNPOビューティフルワールド代表の小野和馬さんのお話を聞く機会がありました。
避難生活も三年目を迎え、期限付きの支援が終わろうとする中で今後の生活がいよいよ厳しくなるとのことです。「今、私たちにできることは何ですか?」との質問に小野さんは「関心を持ち続けてください」と仰いました。その言葉にふと、神さまの愛について聞いたことを思い起こしました。どんなに過ちを繰り返しても神さまは私たちを一方的に愛してくださいます。そんな愛し方ができるでしょうか。自分好みの、都合のいいものは愛せても、全ての者を愛することはできません。私たちにできるとすれば「覚え続けること」だと。関心を持ち続けることが愛することになるなら、覚えて祈りたいと思います。幼稚園で祈ることを知った子どもたち、自分のことだけでなく他者を思う心が育っています。その子どもたちの未来が明るいものであるように共に祈りましょう。ご家族とゆったりとした時間を過ごし子どもたちが元気に戻ってくるのを楽しみにしています。(川畑)


