愛隣だより☆2025年12月巻頭言☆
2026年3月11日 投稿者:愛隣幼稚園
佐賀関で大規模火災が発生しました。同一市内の出来事だけに、みなさんも身近なこととして受け止めておられることでしょう。寒さが増していく季節に住み慣れた家を失い、再建の見通しも立たないまま、休まることのない避難生活を強いられる被災者の心労を思います。火災の前日、たまたま私は仕事で佐賀関を訪れていただけに信じられない思いでいっぱいです。ただあの大惨事の中に、私は一筋の光を見る思いがしました。170棟以上が延焼する大火災にも関わらず犠牲者が一人に留まった背後に、避難にあたって住民同士の声の掛け合い、助け合いがあり、更には地元の介護施設が大きな役割を果たしたことを報道で知ったからです。火災現場から1.5㎞離れた場所にある介護施設が、デイサービスの送迎用車両すべてを投入し、高齢者の救出に向かい、ピストン輸送で約30人の命を救ったというのです。外はすっかり暗闇です。火災現場に近づくことは消火活動の妨げになることも容易に想像できます。ましてやそんな場所に職員を派遣することは命を危険にさらすことになります。しかし、日頃から地域と共にある施設として、助けたいという一心からだったのでしょう。施設長の判断、そして職員の行動に敬服いたします。
アドベントの時を過ごしています。アドベントはイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことです。アドベントの語源とルーツを同じくする言葉にアドベンチャー(冒険)があります。クリスマスは、神が危険を冒してまで、人間を救うために、神の独り子イエス・キリストをこの世に送り込んでくださった出来事です。他人のことに無関心で、自己保身に走る私たちに愛を呼び覚まし、一筋の光をもたらすために身を投じられたイエス・キリスト。このアドベンチャーを生きる勇気と愛を、この時私たちも与えられたいものです。(園長)


