愛隣幼稚園

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愛隣だより☆5月巻頭言☆

初めておうちの方と離れて過ごす不安や、進級後の生活になじめず、 あちらこちらで泣き声が響いていた賑やかな朝も少しずつ落ち着いてきました。この賑やかな朝が私は大好きです。慌ただしいのは確かですが、子どもたちが、自分を助けてくれる存在として、先生方に心を開いていくのが一日一日感じられるからです。涙が止まっても、先生と手をつないで過ごす子どももいます。遊びの中に入れなくても、友だちのすることを見て笑顔になる瞬間が少しずつ増え、ゆっくり慣れています。でも朝はどんなに泣いても自由遊びが終わる頃にはみんな笑顔になります。それは次に始まる活動に自分の身を置くことができる安心感からです。朝は自分で遊びを見つけられず、一日をどう始めていいのか戸惑うのです。ですから自由遊びが終わって、一緒に歌を歌い、礼拝を守り、絵本を読んでもらう時間は、自分の居場所が確保でき、安心するのです。

今月の主題は「気づき」です。子どもたちが居場所を見つけて、自ら遊ぶようになるには、もうしばらく先生とつなぐ手が必要かもしれません。でもそれが様々な「気づき」によって、その手はお友だちの手へとつながれていきます。子どもたちはいろいろな出会いを通してこれまでとは違ったことに気づいていくでしょう。色、形、感触・・目で見て、触って気づくこともあれば、“楽しい”“面白い”そして時には“悲しい”・・そんな思いを味わいながら、目には見えない、いろいろな感情にも気づいていくでしょう。それは自分とは違う友だちの存在があってこその気づきです。幼稚園という小さな社会の中で、気づいたことを分かち合い、共有することで子どもたちの遊びや心が豊かになります。私たちも子どもの気づきに目を止め、そっとつながれた手をお友だちへとつなぎかえていけるよう見守りたいと思います。      (川畑)