愛隣幼稚園

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愛隣だより☆11月巻頭言☆

少しずつ色を変えていく木々の美しさやひんやりした朝の空気、空の高さなど、子どもたちの目にもはっきりと季節の移り変わりが感じられる秋を迎えています。二学期も後半に入り、子どもたちは心地よいこの季節を全力で楽しんでいます。 今月の主題は「共感」です。ご存知の通り、他者の考えに“全くその通りだと同感する”ことです。それならそう難しいことではないでしょう。けれども、今月の願いには「気持ちや考えを伝え合い、分かち合いながら友だちと過ごす」とあります。つまり、「自分はこう思う」「でも私はこう思う」・・と違った意見を交わしながら、一緒にいる方法を見出すことが求められているのです。同じ思いや考えに共感するのは簡単でも、違う思いを理解して認め合うことは難しく、特に大人は様々な経験を通して好みや思考が確立され、自分とは違うものに違和感さえ覚えます。
子どもたちも、小さいながら一緒に過ごすことが心地いい友だちや、ペースが合わない友だちなどがいることを感じ始めているようです。でも、子どもは今まさに、自分自身を確立していく入口にいます。赤い色がそのままでは“赤”であり、そこに違う何かが交わることで、新しいものを生み出すように、自分とは違うものの中にある良さを見つけられたら、その入り口は歩むに楽しい道に続くでしょう。愛隣幼稚園に集う子どもたち一人ひとりみんな違っています。「共感」はその一人ひとりの違いが大切にされることで本物になるのだと思います。凸凹な面が上手に重なり合って平らになるように、違う思いを排除するのではなく、自分の中にどう受け止め、理解し、組み合わせていくのか試行錯誤しながら、遊びの世界の中でたくさんのことを感じていきたいと願っています。(川畑)