『愛隣だより・9月の巻頭言』
2014年9月1日 投稿者:愛隣幼稚園
今年も暑さの厳しい夏休みでしたが、子どもたちがそれぞれのご家庭で、元気に過ごせたことを感謝します。いろいろな経験をし、ひとまわり大きくなった子どもたちと、2学期も笑顔で毎日を過ごしたいと願っています。
9月の主題は「きもちがいいね」です。私たちは「きもちがいい」ことについては生来、感覚的に知っています。
それは不快と感じることを知っているからでしょう。例えば、話すことのできない赤ん坊でも何らかの不快感は泣いたりぐずったりすることで伝え、その不快感を取り除かれたとき笑顔になります。感覚的に心地よいと感じるものは年齢や経験によらず共通しています。
では、何かをやりとげた達成感や爽快感などの精神面のきもちよさはどうでしょうか。それらは経験の中で養われていくように思います。私たちはそういう心地よさを知っていますから結果を求めて努力をします。子どもたちの場合はどうでしょう。
子どもたちは結果を出すためではなく、ただ知りたい、やってみたいと思う結果そのものを求めるのです。
つまり一生懸命遊ぶことが努力なのです。中途半端ではなく、とことん遊ぶことで出た結果を味わうのです。遊びが残念な結果に終ることもあります。でも結果がどうであれ、その過程を楽しむことができれば満足なのです。
そしてその過程を一緒に楽しむ仲間がその満足感を大きくしてくれます。
言葉でこそ「きもちいいね」と確認できなくても表情からそれが伝わります。そのことが次のステップへと踏み出させてくれます。時に子どもの世界は「きもちいい」ことばかりではありません。
砂場に造った池でカエルを泳がせ、「もうやめようよ」と止めたくなるところまで遊んで、カエルがのびてしまうこともしばしばです。
でもそうしながら、どうすれば最後まで楽しく遊べたのか、自分たちで見つけていくのです。子どもたちは、とことん遊ぶ中で快・不快を実感し、「きもちいいね」と分かち合えることにたどりついていくのです。
子どもたちが自分たちのやってみたいことに心を動かし行動することで見つけるからこそ、嬉しくて誰かと分かち合う気持ちよさになるのでしょう。
今月は運動会に向けての取り組みも始まります。子どもたちそれぞれの「きもちいいね」を大切にしながら歩みたいと思います。
(川畑)


