愛隣幼稚園

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愛隣だより☆4月巻頭言☆

ご入園、ご進級おめでとうございます。
今年度の年主題は、前年度の「平和をつくる」につながるものとして「平和をともに」となりました。「平和」とは「やすらかにやわらぐこと。おだやかで変わりのないこと。戦争がなくて世が安穏であること」と広辞苑で説明されています。戦後70年の間、日本は戦争もなく、経済的にも豊かになり、平和を享受してきたと言えるでしょう。しかし、その一方で、いつの時代も多数派の陰に隠れて、誰からも顧みられず置き去りにされ孤独に苦しむ少数の人たちがいるのも確かです。その意味では、「平和をともに」することは難しいことだと思います。先日、「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が来日し、講演で「一番大きな貧困は孤独です。物の問題ではない」と語られた新聞記事を目にしました。春は出会いの季節です。期待と希望に胸を膨らませる時ですが、同時に、新しい出会いや環境の変化に不安を感じることもあるでしょう。
4月の主題は「安心」です。聖書は「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」が選ばれています。この「安」という字は昨年の世相を表す漢字にも選ばれましたが、裏返せば、不安に満ちた時代であるということです。園長も交代し、不安に思われる方もおられることでしょう。しかし、平和の主イエス・キリストが共にいてくださることを信じて、皆様と共に新しい年度の歩みを歩んで参りたいと願っています。ホセ・ムヒカ前大統領は「他人のために何かできたら、自分も幸せに」とも語られました。愛隣幼稚園の建学の精神に通じるものがあるように感じます。これから始まるたくさんの出会いを大切に、「平和をともに」分かち喜び合う一年にしましょう。着任したばかりの園長ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。                                (園長)