愛隣だより☆2026年2月巻頭言☆
2026年3月11日 投稿者:愛隣幼稚園
大寒の暦通りの厳しい寒さが続いています。そんな中、私たちの未来を託す大切な選挙が行われていることに雪国の人々の労苦を思います。選挙では、誰もが月主題に示されるように「豊かになる」ことを願って投票することは自然のことでしょう。しかし、自分さえ豊かになれば良いという目先のことにとらわれずに、次世代を担う子どもたちのために大切な一票を投じたいものです。
今月の聖句は箴言(しんげん)の一節です。箴言は旧約聖書の知恵文学と呼ばれる類型に属し、多くの格言が収められています。人間は生きていく上で知恵を必要とします。それは昔の人や親から教わった経験に基づく戒めや教訓であり、自分自身の失敗であったりします。同じ轍を踏まないために人間は学び、知恵を身に付け賢く生きようと思い計ります。「人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる」。
これだけ読むと、自分の計画をすべて神さまが叶えてくれるように感じますが、そうではありません。実は箴言の多くが正反対の二つのものを比較する形式をとっています。ですから昔の聖書は「人は心に自分の道を考え計る。しかし、その歩みを導く者は主である」と訳しています。つまり人間が知恵を尽くして考え計ることは大事だけれども、人間の思いを超えて神さまの御心がなされるということです。その神さまの存在を知ることこそ真の知恵なのです。様々な困難や試練に直面することがあります。しかしそれに耐えていくことによって「あの試練はこのためだったのか」と後に分かる時が必ず来ると聖書は語ります。そうした経験を通して人間は成長していくのです。神さまの愛の御手に導かれているから、最もふさわしい道が備えられるのだと信じて歩むところに、豊かな人生が開かれてくることを思います。そういう心を大切に育んでいきたいものです。(園長)


