愛隣幼稚園

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愛隣だより☆2026年3月巻頭言☆

寒さも和らぎ、あたたかな陽射しが心地よく、たくさんの小さな命が芽生えてきています。2月初旬から園庭に新しい樹木を植える植栽工事を始めました。かつて本園は多くの樹木があり、訪れた人から「森の幼稚園みたいですね」と言われるほどでしたが、園舎建替を機にほとんどがなくなってしまいました。そこで大分教会の方々が「愛隣緑の森プロジェクト」と称した基金を創設し、5年間の献金を募り、この度の事業の原資をつくってくださいました。感謝です。私の考えでは今年度初めに行うつもりでしたが、木を植えるに相応しい季節があるとのことで、この時期まで待つことになりました。種類によっては未植樹のものもありますが、フウ、カツラ、タイサンボク、イペ、カシ、シイ、サクラなどが順次植えられる予定となっています。紅葉したり、落葉したり、季節を感じられる木も取り入れました。また、園舎完成時に植えたモミの木、オリーブ、センダンは成長が著しく良くないため、土壌を改良し、移植しました。直後の週明け、何人かの年長児がそれに気がついたそうです。新しい木ならともかく、以前から存在していた木が別の場所に移っていることに気がついた子どもたちに感心させられました。それほど毎日走り回っている園庭の風景というものが一人ひとりの中に浸透していることに大変嬉しく思いました。

子どもの育ちに関しても、待たなければならない時期があるのは同じですね。環境を変えなければならない時もあります。人より早く何でも上手に出来ることがすばらしいのではなく、幼児期は樹木のように突風にさらされたり過酷な状況に置かれても、決して倒れることのないように、愛情がたっぷり注がれ、根を下へ下へ張っていくための見えない心の根っこを育てていく時期であることを改めて思わされます。〝大きくなれよ〟と祈りつつ、新年度を希望をもって迎えて参りましょう。