愛隣幼稚園

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愛隣だより☆2019年5月巻頭言☆

澄んだ青空に木々の緑が美しい季節ですね。子どもたちと、この気持ちのいい季節を十分に楽しみたいと思います。

さて、春休みに建替えに向けた埋蔵物発掘調査をしたことは前号の通りですが、その名残りで、園庭にでこぼこした箇所が数か所できています。一つは昨年度まで年中組の子どもたちが縄跳びをしていた場所です。でもそのごつごつした場所で縄跳びをする子どもは誰もいません。ちゃんと跳ぶにふさわしい場所を選んで遊んでいます。そんな様子を見て、このでこぼこした幼稚園の庭らしくないような形状も悪くはないなあと思うのです。それとは別にホール東側の渡り廊下横にも小さなでこぼこな地面が続いています。子どもたちの手で掘られたでこぼこです。何のためでしょう?実は、泥団子をつくるためです。その場所の土は、とてもきめが細かく、水とこねるといい泥団子になるのです。しっかり握り、白砂をかけ、葉っぱで磨き・・そんなことを繰り返しているうちに落としても割れないピカピカの泥団子ができます。子どもと張り合いたくて内緒にしている土の在り処なのに、いつの間にか子どもたちはたどり着くのです。遊んでは試し、試しては遊び、見つけていくのでしょう。今月の主題は「見つけたよ」です。単に視界に入るというような見方ではなく「見つけたよ」と心が弾むような姿が感じられます。子どもの心がしっかりと何かを捉えています。

まだ始まったばかりの幼稚園。まずは安心する場所や遊びを見つけて幼稚園が大好きな場所になるよう見守りましょう。子どもたちが、たくさんのことを見つけられる園生活であるようにと願っています。(川畑)