愛隣幼稚園

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愛隣だより☆4月巻頭言☆

進級・入園、おめでとうございます。めいめい新年度の楽しい期待に心躍らせてというより、目に見えない新型コロナウイルスの脅威にさらされながら、今日の日を迎えられたことでしょう。

みなさん、どのような春休みを過ごされたでしょうか。感染症防止の観点から、幼稚園や保育所を除き、小・中・高等学校等では全国的に休校措置がとられて一月が経過しました。世界的に感染症が猛威を振るっている今、不要不急の外出を控えるようにとの要請により、行動を制限せざるを得ないことは命を守るうえで仕方のないことと思いますが、そのことによる子どもたちの心身共に健やかな成長が危ぶまれてなりません。家の中に閉じこもって十分に体を動かせないことによるストレス、集団の関わりが途絶えることによる弊害が報告されています。そんな中だからこそ、子どもたちを迎えて保育できることは決して当たり前のことではなく、喜びであることを実感します。心から歓迎し、おめでとうを申し上げます。

ところで、「おめでとう」という日本語を漢字でどう書くかご存じでしょうか。ときどき見かける「お目出度う」は当て字で、本来、この言葉は「愛でる」という言葉からきています。つまり、「愛でたい」とは「愛したい、大切にしたい」という意味で、それが音便変化して「愛でとうございます」となりました。

今月の聖書の言葉は「あなたがたは神に愛されている子どもです」です。神さまの愛は、神さまの独り子イエス・キリストの十字架と復活によって明らかにされました。愛されているという安心感が、心を満たします。先行き不透明な恐れと不安に世界中の人々の心が包まれていますが、いついかなる時も喜びと平和とで私たちを満たしてくださる「神さまの愛に包まれて」(月主題)歩んで参りましょう。(園長)