愛隣だより☆2023年10月☆
2023年10月1日 投稿者:愛隣幼稚園
スポーツの秋を迎えました。暑すぎず、寒すぎず、やわらかい日差しの中で体を動かすには良い季節です。プロ野球では我が愛する阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。目立った活躍をする選手がいたわけではありませんが、注目すべきは防御率と四球の数です。特に与えた四球(フォアボール)が9月下旬時点で約300対して、もらった四球が452(昨年は358、トップチームでも年間442)とダントツに多い点です。監督の「四球もヒットと同じ」という考え、意識改革によるものでしょう。18年前、阪神優勝の年に生まれた我が子も高校3年生になりました。本人は野球がしたかったそうですが、幼稚園児の時に嫌々させられたラグビーもいよいよ集大成、高校生活最後の花園予選が月末から始まります。幼い頃、ボールではなく芝生の虫を追いかけ回していた我が子ですが、いつの間にか大きくなって目標をもって励んでいる姿に、親として感慨深いものがあります。今、フランスでワールドカップが行われています。大分でも試合が行われた2019年の日本大会から4年、その直後にコロナ禍に見舞われましたが、早いもので、その年に生まれた子どもたちが在園するようになりました。
さて、今月の主題は「つながって」です。野球にしても、ラグビーにしても、個の力だけで勝利をおさめることはできません。阪神が優勝した要因の一つは四球によるものです。自分が打って試合を決めるのではなく、次につなぐという意識があったからです。ラグビーも同じです。タックルを受けて、自らを犠牲にしつつも、パスをつないで一つの群れになってトライを目指す、これが醍醐味です。運動会に向けて真剣に取り組む子どもたちの姿が園庭にあふれています。自分一人ではなく、仲間とつながっている安心と信頼、喜びを感じながら過ごすことができるように支えていきたいものです。 (園長)