愛隣幼稚園

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愛隣だより☆2024年9月巻頭言☆

長かった夏休みが終わり二学期を迎えました。ご家族とゆったりした時を過ごした子どもたちはきっと、満たされて園に戻ってくることでしょう。そんな姿を楽しみに私たちもまた新たな思いをもって子どもたちに出会っていきたいと思います。

二学期は「のびのびと」という月主題で始まります。本来、子どもが「のびのびと」過ごすのは当たり前であり主題に定めることではないようにも思います。けれども今、子どもたちは幼児期から大人が敷いたレールの上を走らされ、改めて意識しなければのびのび自由に過ごせない環境なのかもしれません。今月の主題は、ありのままの子どもの姿を認めることができない大人への課題かもしれませんね。ずいぶん前の事ですが、バスの中で男の子が母親とかけ算を暗唱していました。窓の外に虹を見つけた男の子が「見て!」と指さします。でも母親はその虹に目を向けることなく「ほら次は○の段だよ」とかけ算の暗唱を促します。母親がほんの少し男の子が指さす虹を「きれいだね」と一緒に見上げてくれたら男の子はもっと楽しく続けられただろうにと思い出されます。話は逸れましたが、私たちは子どもがしたいこと、伝えたいことにきちんと心を傾けているでしょうか。子どものありのままの姿をどれだけ受け止められているでしょうか。子どもがのびのびと過ごすためには受け止めてもらえる安心(愛されているという基盤とも言えます)が大切です。

今月の願いに「一人一人に与えられている賜物に気付き感謝する」とあります。賜物、それはその子に与えられた良さでありその子らしさです。今月から運動会の取り組みも始まります。子どもたちが友だちの姿に目を向け互いを認め合うように、私たちも子どもの賜物を共に喜ぶ歩みを大切にしたいと願います。今学期もよろしくお願いします。(川畑)