愛隣幼稚園

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愛隣だより☆2025年3月巻頭言☆

3月は新しい出発に備え、動き出す時です。私事ですが、長男が大学院、次男が大学を卒業し、それぞれ4月から社会人として新しい歩みを始めます。親としての責任を最低限果たし終えた安堵感と喜びは大きいものの、一方では親元を離れていくことに対する寂しさや、これから社会の荒波の中でやっていけるのだろうかという心配はいつまでも絶えないものです。幼稚園生活最後の月となる保護者の皆様も同じような思いで過ごされているのではないでしょうか。しかし、それは親だけのことではありません。子どもたちの方が親以上に、新しい出発への期待と共に、恐れや不安を感じているのではないかと思うのです。

そういう私たちに対して、聖書は随所に「わたしはあなたと共にいる」ということを語りかけています。これは聖書全体にこだまする神の約束の言葉と言って間違いありません。一人ひとりの命を創造し、愛し給う神は、どんな時も歩みを共にしてくださる慰めと励ましに満ちた方です。クリスマスに教会で年長児がページェントを演じました。イエス・キリストの誕生についてマタイ福音書は冒頭で「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。この名は『神は我々と共におられる』という意味である」と書いています。それは「わたしはあなたと共にいる」という約束が、もっと身近に、神が人となって共にいるという形で現れた出来事なのだと言うのです。そのマタイ福音書は、世に出て行く弟子たちに「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」というイエス・キリストの約束の言葉で終わっていますから、〝神が共にいる〟という二つの約束にサンドイッチされた書物と言えます。「どんなことがあっても、神様が共にいてくださるから大丈夫だよ」との思いを伝え合い、希望をもって歩んでいきたいものです。   (園長)